かつて日本の箱根の山中に、世界中の自動車ファンが憧れる聖地があったことをご存知でしょうか。それが、箱根ポルシェ博物館です。現在、その場所を訪れても当時の姿を見ることはできませんが、そこで展開されていた世界は、今なお多くの人々の記憶に鮮烈に刻まれています。 なぜ、一介の私設博物館がこれほどまでに伝説として語り継がれているのでしょうか。それは、展示されていた車の希少性だけでなく、それらを収集し管理していた松田芳穂氏の並外れた情熱と哲学があったからです。 単に高価な車を並べるだけでなく、走らせることを前提とした ...